調剤薬局事務の給料はどれくらい?収入アップを狙う3つの方法も解説

調剤薬局事務は、薬局で事務仕事を担う、重要な職種です。

医療にかかわる仕事に興味を抱き、調剤薬局事務を目指したいと考えるようになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし給料をどれくらいもらえるのかわからず、不安な方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、調剤薬局事務における平均の給料と、収入アップに役立つ3つの方法をご紹介します。調剤薬局事務の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

調剤薬局事務の給料

厚生労働省により実施された「令和5年度賃金構造基本統計調査」によると、調剤薬局事務の全国平均年収は478万3,000円です。そのうち、受け取っている人の最も多い月給は20~21.9万円ゾーンとなっています。

また同調査によると、一般労働者の平均賃金は男女平均で31万8,300円でした。そのため、調剤薬局事務は、給与水準が比較的低いケースが多い傾向にあるといえるでしょう。

ただし、調剤薬局事務の就業形態は、正社員・パート・アルバイト・契約社員・派遣社員などさまざまです。くわえて地域による給料水準の違いもあり、一概にはいえません。

引用:厚生労働省「令和5年度賃金構造基本統計調査」、職業情報提供サイトjobtag「調剤薬局事務

調剤薬局事務の給料を上げるには?

調剤薬局事務の給料を上げる方法は、3つあります。

1つ目は、雇用形態を変える方法です。パート・アルバイトや派遣社員・契約社員から正社員へシフトすることで、給料アップが狙えるでしょう。

2つ目は、規模の大きな調剤薬局や、都市部にある調剤薬局へ転職する方法です。より多くの従業員を雇用しており、給与水準が高い企業や福利厚生が充実している企業へ転職すれば、収入アップが見込めるでしょう。また地域によって給与水準が変わるため、より都市部に近い店舗へ移るのも有力な選択肢となります。

3つ目は、資格を取得する方法です。例えば、調剤報酬請求業務に関連する知識を証明できる資格として「調剤報酬請求事務専門士1級」があります。業務と関連する資格を取得すれば、社内評価が上がり、給料アップを期待できる場合もあるでしょう。

また、一般用医薬品(OTC医薬品)も扱う店舗で勤務している場合は、登録販売者資格や管理栄養士資格を取得すると手当がつき、収入が増える可能性があります。登録販売者資格は、一般用医薬品の専門知識があることを証明できる資格です。取得しておくと、ドラッグストアやコンビニエンスストアなどへ転職するときにも、有利に働く可能性があります。

ただし、手当の有無や金額、種類は企業によって異なる点に注意しましょう。基本給と併せて、手当に関する情報も確認しておくことをおすすめします。

まとめ

調剤薬局事務の給料は、平均で年収478万3,000円です。しかし全体平均からみると、月給のボリュームゾーンは低い傾向にあります。より高い収入を得たい場合は、具体的な方法を知っておくことが大切です。雇用形態を変える、転職する、資格を取得して手当をもらうなどの方法があるため、それぞれをじっくりと検討しておきましょう。

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